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2011年3月25日 (金)

近所の桜の様子①/仮張り

こんばんは玉木覚です

以前、このブログで「近所の公園の桜の写真を載せます」なんて言っていましたが、今日写真を撮ってきました開花はしていませんが、つぼみがたくさん付いていましたよ開花が楽しみですこれから2~3日に一回くらいのペースで写真を撮りにいこうかと思案中。理科の観察日記みたい。

1_2 ←つぼみですね。

2 ←つぼみですね。

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今日は、表装作業に使う道具の紹介ということで、「仮張り(かりばり)」を紹介します。まずは見た目からの紹介です

5 ←仮張り

さて、この仮張りの用途ですが、それはこちら↓

2_2 ←使用中の仮張り

このブログや玉木楽山堂のHPをご覧の方は、このような写真を見たことがあるかもしれませんねこの写真は、仮張りに裏打ちした紙や布を掛けて乾燥(自然乾燥)させているところです。乾燥させるものは、その上下左右の四方の端(約1 cm)に糊を付けて仮張りに張り付けます。この仮張りに張り付けることを「仮張りに掛ける」と言います。裏打ちした物は仮張りに掛けなければピシッときれいに乾かないので、仮張りにかけることは表具作業においてとても重要な工程になります

仮張りに求められる必要最低限の機能は、次の二つになります。
①裏打ちした物を汚すことなく乾燥させること。
②乾燥させた物が仮張りから剥がしやすいこと。

まず①ですが、仮張りに汚れが付いていたらその汚れが乾かす物に付くかもしれません。また、木の板を使った場合は木のアクが出てきて乾かす物にシミが付くかもしれません。せっかく裏打ちした物を汚してしまってはもったいないですよね。次に②ですが、先に述べたように裏打ちした物はその上下左右の四方の端(約1 cm)に糊を付けて仮張りに掛けて乾燥させるのですが、乾燥後、四方の端の糊が仮張りに強固にくっついてしまい仮張りから剥がすのに苦労することがあります。仮張りから無理をして物を剥がすことは、剥がす物にも剥がされる仮張りにも負担をかけるので避けたいところです。乾燥させた物を仮張りから剥がすことに手間取っていては作業効率が悪いですしね

うちで使っている仮張りは、上張りの紙に柿渋(豆柿を挽いて3日ほど冷暗所で発酵させたものの上澄み液を、さらに冷暗所で保存した物)を塗って、さらにその上にニスを塗った物を使っています。柿渋を塗る理由は、防水や毛羽伏せ、防腐効果の付与、表面を硬化させて仮張った物だけを剥がしやすくするためです。ニスを塗ることで、さらに仮張った物だけを剥がしやすくしています。こちらが仮張りの表面です。

6 ←仮張りの表面

仮張りに張り付いている白い物は、仮張りにかけるために糊を付けた部分(乾かす物の上下左右の四方の端(約1 cm))の『なごり』です。この『なごり』は、裏打ち紙の残渣(残りかす)です。仮張りを使えば使うほどこの『なごり』が増えていきます。ある程度『なごり』が増えたら作業の邪魔になるので、仮張りを掃除しなければいけません。こうなったら掃除の頃合です

3 ←そろそろ掃除時

4 ←そろそろ掃除時(拡大)

ではでは、仮張りの紹介でした

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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