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2011年6月16日 (木)

風帯(ふうたい)

こんばんはmoon1玉木覚ですhappy01

今日は『風帯(ふうたい)』のお話をしますflair

「ハテ、風帯とはなんぞや」という方、ご安心ください。こちらが風帯ですcamera

1 ←風帯

(掛軸の図説は簡単ですがこちらにありますので、よかったらご覧ください。⇒図説

そうです、風帯とは掛軸の上から2本垂れ下がっているアレですflairこの風帯ですが、全ての掛け軸についているわけではありません。そのあたりのお話はまた今度に譲るとしまして・・・、今回は特に風帯の起源と役割について紹介しますnotes

写真の風帯は『垂風帯(さげふうたい、たれふうたい)』と呼ばれます。この風帯は、文字通り掛軸の上部からさげられています。風帯は『垂風帯』の他にも『押風帯(おしふうたい)』、『筋風帯(すじふうたい)』、『筋割風帯(すじわりふうたい)』がありますが、『垂風帯』が本式でもっとも一般的なものです。

中国では風帯のことを「驚燕(きょうえん)」、「払燕(ふつえん)」とも称しているようで、この呼び名から想像できるように、一説では中国では「ツバメよけ」といった実用的なものであったようです。しかし、いつの頃からか風帯は日本では単に装飾するものとして発展し、形式だけが残りました。

風帯の起源については諸説ありますが、次のものが支持されているようです。

中国では昔、掛物を屋外でも鑑賞する風習があり、このとき燕が鑑賞の邪魔をしたり掛物を汚したりといったことがあったそうです。そこで、燕は垂れ下がった紙の条(細長いもの)などを怖れるということから、これを追い払うために風帯をつけたという説です。

余談ですが、私はこの話を聞いたときに「面白い話だなぁ」と思いました。長い年月を経るうちに元々の役割から別の役割に変化したのですね。きっと世の中には風帯みたいにはじめと異なる役割を果たしているものがたくさんあるのでしょうねnote

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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コメント

ふと、風袋ってなんであるんだろうと思い、検索するうちに
こちらを拝読いたしました。ありがとうございました。拝

宗晋 様

玉木楽山堂のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
また、励ましのコメントをありがとうございます。
当記事がお役に立てて幸いです。

当ブログではみなさまに楽しんでいただけるように、表具に関するいろいろな記事を載せていきます。

今後とも、当ブログと玉木楽山堂をよろしくお願いいたします。

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