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2011年7月24日 (日)

二段文人仕立

こんばんは玉木覚です

ちょっと間が空きましたが、今日からはまた掛軸のお話をいたします

『文人仕立』の掛軸は、次の三つの様式に分類されます。

<『文人仕立』の三つの様式>

①『丸表具(袋表具、袋仕立)』
②『二段文人仕立』
③『唐表具(とうひょうぐ)』

この三つの様式のうち、前回は一つ目の様式である『丸表具(袋表具、袋仕立)』を紹介しました。

今日は二つ目の様式である『二段文人仕立』のお話をいたします。

『二段文人仕立』は、『行』仕立から『風帯』と『一文字』を取り払った形とよく似ています。

4  ←『二段文人仕立』の模式図

『二段文人仕立』は『風帯』の無い『行の草』仕立に似ています。これとの相違は、『文人仕立』では『軸先』へは特に文人仕立特有のものを使用し、基本的には作品の周りに『筋』を入れる点です。

通常、『二段文人仕立』は横物の作品を文人仕立にするときに使われます

では、『風帯』の無い『行の草』仕立の模式図を見てみましょう

3 ←『風帯』の無い『行の草』仕立の模式図

これらの二つの図を見比べて、二つの様式の違いがビジュアル的に分かりましたでしょうか。

『二段文人仕立』の掛軸の写真をお見せしたかったのですが、すぐに探せる範囲では見つかりませんでしたすみません『二段文人仕立』の掛軸が見つかったときには、このブログで紹介します。

次回は『文人仕立』の様式のうちの『唐表具(とうひょうぐ)』のお話をします

お楽しみに~

<オマケ>

文人画とは明(中国)の知識人が余技的に描いた絵画のこと、南画とは簡単に言うと文人画の日本人バージョンのことです。2011年7月19日 (火)の「文人仕立」の記事にもう少し詳しいことを書いていますので、もしよかったらご覧ください

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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