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2011年11月17日 (木)

表展作品のメイキング⑱ <付廻し、その2>

こんばんは玉木覚です

前回から付廻しの工程を紹介しています。前の記事では、作品の周りの筋(筋1)の付廻しと、掛軸上部のパーツの作成(写真1のピンク色の部分)を紹介しました。(掛軸の左右の端に付いている筋(筋2)は、まだ付けません。筋2は付廻し工程の最後に付けました。)

注:こちらに簡単に『付廻し』を紹介しています。よろしければご覧ください。⇒「掛軸の作成工程」

11  ←写真1 掛軸の全体像

今日は、作品に柱(写真2)を貼り付ける様子を紹介します。

11_2  ←写真2 掛軸の柱(写真中のピンク色の部分)

作品の左右に表具布をつけるわけですが、作品と表具布の間には5厘の筋(筋1)が入ります(写真1、写真2)。以前に作品の四方に筋の布を貼り付けましたので、今回はその筋の布の上に柱の表具布を貼り付けることになります。

具体的には、『2011年11月15日 (火) 表展作品のメイキング⑰ <付廻し、その1>』で掛軸上部のパーツを作ったときと同じ手法を行います。

では、その様子を紹介します。

1.表具布の裏面(筋の布に貼り付ける辺)に糊をつけます。

4  ←写真3 表具布の裏面(筋の布に貼り付ける辺)に糊を付けているところ

2.柱の表具布を筋の布の上に貼り付けます。このときに覆輪定規を使うことによって、筋の幅(5厘)を出しました。

(『覆輪定規』が「???」な方は、参考程度にこちらの記事をご覧ください。⇒『2010年11月 9日 (火) 表展作品のメイキング⑯(覚ver.)<付廻ししますよ、その5>』

3  ←写真4 柱の表具布を筋の布に貼り付けているところ。覆輪定規を使っています。

3.貼り付けた部分をしっかり押さえて、片側が完成しました。

7  ←写真5 片方の柱が付きました。

4.同じようにして、もう片方の柱も貼り付けます。

5  ←写真6 柱の表具布を付けています。

6  ←写真7 両方の柱がつきました。

これで柱の表具布を付けることができました。

次回は掛軸下部のパーツを作ります。

おたのしみに~

<おまけ>

前回で作った掛軸上部のパーツと、今回作った部分を組みあわせるとこのようになります(写真8)。

2 ←写真8

写真8に写っているものさしは、掛軸が出来上がったときの掛軸の端をイメージしています(要するに、ものさしからものさしの幅が完成した掛軸の幅になるように見立てています。)。この状態で、掛軸の幅、表具布を組み合わせる位置などが、自分のイメージと違っていないか確認します。

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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