« 表展作品のメイキング⑭ <裏打ち(増裏)> | トップページ | 表展作品のメイキング⑯ <デザインの確認、その2> »

2011年11月10日 (木)

表展作品のメイキング⑮ <デザインの確認、その1>

こんばんは玉木覚です

前回で増裏が完了しました

今回は、裏打ちした部材を全て仮張りから剥がしてデザインの確認をします。(この工程に入る前には、仮張りに掛かっているものがしっかりと乾燥していることを確認しておきます。生乾きのものを仮張りから剥がすと、乾燥したときにシワシワになりますので、生乾きの状態で仮張りから剥がさないように注意をします。)

まずは、仮張りから剥がした部材の周囲をきれいにカットします。仮張りから剥がした部材が、今回の掛軸の意匠を作ります。

1_2  ←作品の四方をきれいにカットしています。

上の写真と同じように、その他の部材も四方をきれいにカットします、

2_2  ←仮張りから剥がした部材の四方をカットしたところ。(定規やおもりなどの道具は無視してください。)

では、各々の部材を組み合わせてみましょう。

5_2  ←部材を組み合わせたところ。

ものさしが実際の掛軸の大きさと仮定しています。最も自分のイメージに近くなるように、部材を動かしたり、ものさしを動かしたりします。

4_2  ←部材を動かしたり、ものさしを動かしたりしてみます。

自分の仕上りイメージに最も近い状態になったら、掛軸の幅・柱の幅・天地の布の長さ・表具布を組み合わせる位置、などの細かなデータをメモにとっておきます。このメモが掛軸の設計図になります。よって、データを間違えてメモすることは間違えた設計図を作ることになりますので、そうならないように注意が必要です。

このあとは、筋1、筋2、および今回のデザインである表具布を継ぐ部分の筋(金襴、筋3)の太さを決めます。このお話は次回紹介します。

5_2_2

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

« 表展作品のメイキング⑭ <裏打ち(増裏)> | トップページ | 表展作品のメイキング⑯ <デザインの確認、その2> »

文化・芸術」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 表展作品のメイキング⑮ <デザインの確認、その1>:

« 表展作品のメイキング⑭ <裏打ち(増裏)> | トップページ | 表展作品のメイキング⑯ <デザインの確認、その2> »