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2011年11月 9日 (水)

表展作品のメイキング⑭ <裏打ち(増裏)>

こんばんは玉木覚です

前回で裏打ち(増裏)の準備が完了しました

今回は、増裏の様子について紹介します。

注:掛軸が完成するまでに裏打ちは合計で3回おこなわれます。一回目の裏打ちを『肌裏』、二回目の裏打ちを『増裏』、三回目の裏打ちを『総裏』と呼びます。こちらに簡単に紹介しています。よろしければご覧ください。⇒「掛軸の作成工程」

まずは、増裏に使った道具を紹介します。青色の文字をクリックすると、各道具の記事をご覧になれます。

●裏打ち紙
●糊
シュロ刷毛(こわなぜ)糊刷毛打ち刷毛(今回は使いません)
スプレー(今回は使いません)
へら紙
仮張り
ものさし

8  ←裏打ち(増裏)に使う道具。

そして、増裏を入れるものはこちらです。

●表具布(二種類)【肌裏済】

●作品【肌裏済】

1 ←増裏を入れるもの。

では、増裏にいきましょう。

<表具布の増裏>

①増裏を入れるものを準備して、裏を手前に向けて作業台の上に置きます。(布の面が作業台と接している状態です。)

②裏打ち紙を準備して、糊を付けます。

1  ←裏打ち紙に糊を付けているところ。

③糊を付けた裏打ち紙を、裏を手前に向けた布の上に置いて、シュロ刷毛で撫でます。

2  ←シュロ刷毛で撫でているところ。

④シュロ刷毛で十分に撫でたら、仮張りに掛けます。仮張りに掛けた状態でしっかりと乾燥させます。

4  ←仮張りに掛けたところ。この状態でしっかりと乾燥させます。

3  ←へら紙を忘れずに挿しておきます。

これで、ひとつの表具布の増裏が完了しました。これと同じことを表具布の数だけします。

<作品の増裏>

作品の増裏は、表具布の増裏と同様にしました。

5  ←仮張りに掛けたところ。

これで増裏が完了しました。

次回は、掛軸の細かな寸法を確認したり、最終的なデザインを決めたりしていきます。ひとつひとつの材料が組み合わさって、だんだんと掛軸らしくなっていきますよ。

おたのしみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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