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2011年11月 8日 (火)

表展作品のメイキング⑬ <裏打ち(増裏)の準備>

こんばんは玉木覚です

前回で裏打ち(肌裏)が完了しました

今回は、増裏について紹介します。増裏は二回目の裏打ちです。

注:掛軸が完成するまでに裏打ちは合計で3回おこなわれます。一回目の裏打ちを『肌裏』、二回目の裏打ちを『増裏』、三回目の裏打ちを『総裏』と呼びます。こちらに簡単に紹介しています。よろしければご覧ください。⇒「掛軸の作成工程」

増裏は肌裏を入れた全てものに行うわけではありません。増裏を入れるということは、肌裏をしたものに裏打ち紙を一枚足すことになりますので、紙一枚分ですが肌裏だけの場合よりも硬さがプラスされます。ですので、必要以上に硬くなっては困る部材には増裏をしませんでした。(増裏をすると糊を使いますので、糊によっても硬さがプラスされます。)

今回、増裏をしたものは次のものです

<増裏をしたもの>

●表具布(二種類)

●作品

上記のもの以外は、先ほどの理由で増裏をしませんでした。ちなみに、増裏をしなかったものは、筋の材料である無地の布と金襴です。

増裏を入れるもの(表具布(二種類)と作品)を仮張りから剥がします。

1 ←増裏を入れるもの

増裏に使う紙は数種類のものがありますが、ひとつひとつを紹介すると話が長くなりますので、またの機会に譲ります。

増裏を入れるもの(表具布(二種類)と作品)を仮張りから剥がしたら、増裏に使う裏打ち紙を準備します。裏打ち紙は、表具布や作品よりも少し大きめに準備しておくと良いです。表具布や作品と同じ大きさの裏打ち紙では、裏打ちの作業がやりにくくなります。

5  ←増裏に使う裏打ち紙を準備したところ。

では、次回から実際に増裏の工程に入ります。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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