« 年末年始の営業のご案内 | トップページ | ご挨拶 »

2011年12月27日 (火)

メイキング記事のまとめ⑤「付廻し【後編】~」

こんばんは玉木覚です

今日は「付廻し【後編】~耳折り」の工程を追いかけてみましょう。(作業工程の番号は、作業の順に通し番号になっています。)

14-3.付廻し【後編】

「付廻し【後編】」では、明朝(写真1の筋2)の取り付け作業を追いかけます。

5_2  ←写真1 掛軸の全体像

まずは、筋2の布をカットして、筋として使えるように準備します(写真2)。

1  ←写真2 筋に使う布をカットしたところ

この布を前回の記事で付廻しをしたもの(写真3)の左端と右端に付廻します(写真4)。

11_2  ←写真3 前回の記事で付廻しをしたもの

2  ←写真4 筋の布を付廻しているところ

筋の布の付廻しが終わるとこのようになります(写真5)。

3  ←写真5 筋の布の付廻しが終わったところ

次は、この筋の外側に表具布を付廻します。

4  ←写真6 付廻す表具布を横に置いたところ

付廻しをするとき、筋の太さが5厘になるようにしました(写真7)。

5_3  ←写真7 今から付廻しをするところ

向かって右側に、表具布を付け終りました(写真8)。

6  ←写真8 向かって右側の表具布を付廻したところ

これと同じように、向かって左側にも表具布を付廻します(写真9)。

7  ←写真9 向かって左側にも表具布を付廻したところ

写真9のように、掛軸の右側と左側へ表具布の付廻しが完了したら、余分な表具布をカットして次の工程へ進みます。

15.耳折り

この工程では、掛軸の耳を作ります。

掛軸の耳は掛軸の表具布を一定の幅で折り返して作ります。しかし、表具布はある程度の硬さがあるのでそのままではきれいに折り返すことが難しいです。そこで、表具布を折り返す部分にあらかじめカタを付けておくことによって、表具布を折り返しやすくします。

はじめに、ホシツキ(千枚通し)で表具布の裏面にカタをつけます(写真10)。

8  ←写真10 ホシツキ(千枚通し)で表具布の裏面にカタをつけているところ

表具布の裏面にカタをつけ終わったら、折り返す部分に糊を付けます(写真11)。この部分を折り返すと耳ができます。

9  ←写真11 糊を付けているところ

糊を付けた部分を折り返して、アイロンを使ってしっかりと接着させます(写真12)。

10  ←写真12 アイロンで接着させているところ

これで耳折が完了して耳ができました。耳の幅は約1分です(写真13)。

11  ←写真13 耳(約1分)

掛軸の右側と左側に耳を作ったら、耳折りは完了です。耳折りが出来た掛軸を表面から見ると写真14のようになります。

11_2_2  ←写真14 耳折りが出来た掛軸

次回は「総裏の準備」から先の工程を追いかけます。

それでは、次回もお楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

« 年末年始の営業のご案内 | トップページ | ご挨拶 »

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: メイキング記事のまとめ⑤「付廻し【後編】~」:

« 年末年始の営業のご案内 | トップページ | ご挨拶 »