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2012年5月22日 (火)

屏風の紹介③(勝手屏風、大勝手屏風)

こんばんは玉木覚です

昨日の金環日食をご覧になった方は、きれいに見えましたでしょうか?私は金環日食を観察する為の専用のメガネを買いそびれてしまったので、テレビのニュースで見ました。(前日に梅田のヨドバシに専用のメガネを買いに行ったのですが、既に売り切れていました

今年はまだ大きな天体ショーがあるみたいですね!今から楽しみです

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さて、今日は『勝手(かって)屏風、大勝手(おおかって)屏風』を紹介します。

まずは『勝手屏風、大勝手屏風』を見てみましょう(写真1は『大勝手屏風』です。)。

1  ←写真1 『大勝手屏風』の例

『大勝手屏風』は、先日紹介した「金屏風」と比較して地味ですね。なぜ地味なのかといいますと、その使用目的によるところが大きいと思います。(まぁ、「金屏風」が豪華絢爛ですので、「金屏風」と比べるとどの屏風も地味に見えてしまいますが

一般的に、竪長(たてなが)の二曲屏風は『勝手(かって)屏風』と呼ばれます。そして、『勝手屏風』とは、勝手許(かってもと)に立てる屏風のことです。ちなみに、勝手許とは台所に関係があることを示す言葉です。このことから、座敷での下座や客人のあるときに台所へ向かう通路を隔てたいときなどに用います。また、茶室の勝手許に立てて仕切りとしても用いられました。なお、サイズが6尺×3尺の二曲屏風は特に『大勝手屏風』と呼ばれます。

余談ですが、『勝手屏風、大勝手屏風』は、間仕切り・風除け・防寒・インテリアといった役割を持っています。『勝手屏風、大勝手屏風』の主用途は、間仕切りです。しかし、古い作りの家の場合、勝手許(台所周辺)は外部と繋がっている場合も多いですので、『勝手屏風、大勝手屏風』を勝手許(台所周辺)に立てることによって風除けや防寒の役割を果たしたことでしょう。また、『勝手屏風、大勝手屏風』は室内に立てますので、インテリアとしての役割も担っています。

そう考えると、この屏風は生活に馴染みのあるものですね

次回はまた違う屏風を紹介します。

お楽しみに~

<おまけ>
●玉木楽山堂のHPにも『屏風』に関する記事を載せていますので、よろしければご覧ください。
「屏風について」

●当店では『屏風』の作成・修復なども承っております。また、『屏風』の販売も行っています。よろしければ、こちらも併せてご覧ください。
「屏風のご依頼」
「屏風のご購入」

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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