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2012年9月19日 (水)

屏風の歴史 その3

こんばんは玉木覚です

今日は屏風のお話の続きです。前回は平安時代から室町時代にかけての屏風のお話を紹介しました。平安時代から室町時代の間に起こった屏風の変化といえば、紙の番(つがい)*が登場したことを挙げることができます。

:平安時代までの屏風は、扇と扇が綴(と)じ紐で連結されていました。

今回は室町時代の続きから現代に至るまでを見てみましょう

室町時代には、絵画を伴った屏風だけではなく、金屏風が登場します。当時の屏風は日本の重要な輸出品のひとつであり、特に金屏風は中国にたくさん輸出されました。中国では紙の番を使った屏風がなかったことから、紙の番を使った屏風を大変珍重したそうです。

江戸時代になると、道具用の風炉先屏風、儀式・防寒・防風の調度や家具のような扱いとして枕屏風、その他礼拝用、節句用、純粋な間仕切り用といった多様な用途の屏風作成が盛んになりました。

また、屏風は江戸時代に中国や朝鮮だけでなく、当時交易をしていたポルトガルを通じてヨーロッパにも数多くもたらされました。さらに、戦後にもアメリカ向けに日本屏風が多く輸出されたことがありました。

現在に至っても、大きな金屏風が結婚式場やハレの舞台で用いられたり、枕屏風や勝手屏風が間仕切りに用いられたりしています。このように、屏風は時代に応じて変化し、私たちの生活に関わっています。

さて、ざっとですが、屏風の歴史を見てみました。屏風のことを少しでも身近に感じていただけましたでしょうか今回の記事で、屏風の記事は一段落とさせていただきます。

次回の表具関係の記事は、私が今年の表展に出品させていただいた掛軸のメイキング記事を載せようと思います。

お楽しみに~

<おまけ>
●玉木楽山堂のHPにも『屏風』に関する記事を載せていますので、よろしければご覧ください。
「屏風について」

●当店では『屏風』の作成・修復なども承っております。また、『屏風』の販売も行っています。よろしければ、こちらも併せてご覧ください。
「屏風のご依頼」
「屏風のご購入」

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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