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2012年11月 7日 (水)

表展作品のメイキング記事 その8 (天地に使う紙の下準備1)

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

この記事では、写真1の掛軸ができるまでの工程を、写真を交えながら紹介していきます。

3_2 ←写真1 掛軸(完成品)

今日は『天地に使う紙の下準備1』と題しまして、ドーサ液を作っている様子を紹介します。

ドーサ液とは、簡単に言いますとニカワを水に溶かしたものです。ニカワには接着効果がありますので、ドーサ液は絵の具や紛体などを紙に定着させるために使われます。

今回の掛軸の天地に使う紙は「揉み紙」といいまして、何もしない状態ですと紙の表面から粉がとれることがあります。この状態では掛軸に使うことは難しいので、この紙にドーサを引いて紙の表面に粉を定着させました。(ドーサを引く様子は、次回紹介します。)

では、ドーサ液を作っている様子はこちらです。

まずは、水を入れた鍋にニカワを入れます(写真2)。

1 ←写真2 ニカワをふやけさせているところ


写真2の状態でしばらく置いておくとニカワがふやけてきます。ニカワがふやけたら、水を沸騰させないように注意して加熱します(写真3)。

2 ←写真3 加熱中

加熱するとニカワが溶けていきますので、溶け残りが無いようにニカワを全て溶かします。ニカワがきれいに溶けたら、ここにミョウバン(写真4)を加えます。

3 ←写真4 ミョウバン

ミョウバンが完全に溶けきったら、メッシュでろ過してごみを取り除きます。すると、ドーサ液の完成です(写真5)。

4 ←写真5 ドーサ液

次回はドーサ液を刷毛(写真6)で紙に引く様子を紹介します。

5 ←写真6 ドーサ引きに使った刷毛

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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