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2013年2月 2日 (土)

表展作品のメイキング記事 その20 (耳すき)

こんにちは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

この記事では、写真1の掛軸ができるまでの工程を、写真を交えながら紹介していきます。

3_2 ←写真1 掛軸(完成品)

今日は『耳すき』の様子を紹介します。

耳すきの工程では、耳の部分の宇陀紙を削ぎ落としていきます。
具体的には、裏擦りが済んだ掛軸の外にはみ出している宇陀紙を耳が見えるようにほんの少し(2厘程度)めくり上げて、そのめくり上げた部分を削ぎ落としていきます。写真2で言いますと、掛軸の耳からはみ出している宇陀紙の部分を手に持ってめくり上げていきます。

●耳すきの関連記事は、こちらをご覧ください。
→『2011年12月15日 (木) 表展作品のメイキング33 <耳すき>』

5_2 ←写真2 この掛軸の耳の外の宇陀紙をめくり上げていきます。

では、実際に宇陀紙をめくり上げているところです。宇陀紙をめくり上げるときには、耳が2厘程度見えるようにします(写真2、写真3)。

1 ←写真3 宇陀紙をめくり上げているところ

2 ←写真3 宇陀紙をめくり上げたところ(耳が2厘程度見えるように宇陀紙をめくっています。)

宇陀紙をめくり上げたら、このめくり上げた宇陀紙を刃物でそぎ落とします(写真4)。このときに、誤って刃物で掛軸を傷付けないように注意します。

4 ←写真4 宇陀紙をそぎ落としているところ

めくり上げた宇陀紙をそぎ落とすと写真5のようになります。

5 ←写真5 めくり上げた宇陀紙をそぎ落としたところ

めくり上げた宇陀紙をそぎ落とせば、耳すきは完了です(写真6)。

6_2 ←写真6 耳すきが完了したところ

最後に、写真6に写っている掛軸の四隅の出っ張っている部分を切り落として、次の工程にいきます。

次回は八双と軸木を付ける様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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