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2013年4月 6日 (土)

紙のサイズ(全懐紙など)

こんばんは玉木覚です

前回に続きまして、今日も作品の寸法(紙のサイズ)について少し触れてみたいと思います。

玉木楽山堂のHPの「お買い上げ額のサイズ」のページ「貸し額(レンタル額)のサイズ」のページにはいろいろなサイズを載せていますが、今回の記事ではこれらの中でも「全懐紙」の系統を紹介します

(この記事では、ご紹介する紙の寸法は一般的な寸法を記載していますが、この寸法はだいたいの目安とお考えください。予めご了承くださいませ。)

【「全懐紙(懐紙)」については、過去のブログ記事でも触れていますので、よろしかったらご覧ください(⇒『2012年3月18日 (日) 色々な紙④』)。】

全懐紙の一般的な大きさはタテ×ヨコ=1尺2寸×1尺6寸です(1尺は約30.3 cm、1寸は約3.03 cmです)。
(この大きさはあくまでも一般的なものであり、ちゃんとした決まり寸法はありません。それは、全懐紙の元になった懐紙の大きさには、今も昔も決まりが無かったからだそうです。ちなみに、一般的には懐紙と全懐紙を同義として扱うことが多いようですので、当記事もそれに倣っています。)

この全懐紙(図1)を長手で半分にすると、半懐紙(もしくは半紙)になります(図2)。

:半懐紙は1尺2寸×8寸であり、今日では特に仮名作品に用いられることが多いようです。一方、半紙は1尺1寸×8寸が主流で、4号Fサイズに相当します。

1_4 ←図1全懐紙


7_2 ←図2 全懐紙を長手で半分の大きさにすると、半懐紙(もしくは半紙)になる。

また、全懐紙を長手で8等分したものが短冊になります。短冊の寸法は、タテ×ヨコ=1尺2寸×2寸(約6 cm)です。このタテ×ヨコ=1尺2寸×2寸(約6 cm)の短冊は、並幅短冊という名前で呼ばれることもあります。この並幅短冊に対して、丈は同じで幅の広い幅広短冊という短冊もあります。(広幅短冊の寸法は、タテ×ヨコ=1尺2寸×2寸5分(約7.6 cm))

3_2 ←図3 全懐紙を長手で8等分すると短冊になる。

ところで、全懐紙から短冊を一本取り去ったもののタテヨコをそれぞれ半分の長さに裁断したものを色紙と呼びます(図4)。今日の規格では色紙の寸法は、タテ×ヨコ=7寸×6寸です。
(ただし、現在良く見かける色紙は、大色紙と呼ばれるタテ×ヨコ=9寸×8寸のものです。色紙と言うと、大部分がこの大色紙(タテ×ヨコ=9寸×8寸)のことを指します。)

4_4 ←図4 全懐紙から短冊を一本取り去ったもののタテヨコをそれぞれ半分の長さに裁断したものが色紙

少しマニアックでややこしい内容でしたが、全懐紙の寸法を基にして半懐紙、短冊、色紙ができる様子を紹介しました。

次回も紙のサイズについて紹介したいと思います。

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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