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2013年6月18日 (火)

襖(ふすま)のお話 ⑤

こんばんは玉木覚です

襖の記事の更新が進んでおらずすみません。前回の記事からちょっと間が空いてしまいましたが、今日は襖のお話を書きます

(当ブログ記事でご紹介する襖の歴史のお話は、諸説ある中のひとつであることをご了承くださいませ。)

前回の記事では、鎌倉時代~室町時代の襖障子のお話を紹介しました。

今日の記事は、戦国時代~江戸時代の襖障子のお話です。

戦国時代から桃山・江戸時代にかけては、室町時代の頃とは建築スタイルの変化が生じて、書院造が完成していきます。この中で注目するべきは、桃山時代に金壁障屏画(きんぺきしょうへいが)の技法を駆使して、床や床脇、書院の貼付壁や襖障子などを組み合わせて大画面を作り、きわめて装飾的な建築空間が造形されたことです。また、この頃から、引手は実用性に加えて強い装飾性を帯びるようになっていきます。

江戸時代初期には、八条宮家によって桂離宮が造営されます。桂離宮の新御殿では埋め込み金具の引手に趣向が凝らされ、多様なデザインの引き手が用いられています。また、その襖には唐紙が多用されたのですが、江戸時代を通じ唐紙が大量生産され普及するに従い、襖の上貼には唐紙の使われる場面が拡大していきました。

マニアックな話題になっていますが、大丈夫でしょうか。こうやってみてみると、襖(襖障子)はその時代時代の建築スタイルや文化の変化に応じるように、その姿を少しずつ変えていっていることに気付きます。

さて、襖のお話もだんだんと現代に近付いてきました

次回は江戸時代~現在の襖のお話を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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