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2014年4月17日 (木)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その5.裏打ち紙(肌裏)の準備>

こんばんは玉木覚です

今日は、掛軸のメイキング記事です。

前回の記事では、布の縮取りをしている様子を紹介しました(写真1)

0_2  ←写真1 布の縮取りをしているところ(水分を与えた布を自然乾燥させています)

しっかりと布を乾燥させたら、肌裏に使う裏打ち紙の準備をします。
:肌裏とは、掛軸を作る工程で一回目に行う裏打ちのことです。掛軸が完成するまでに、裏打ちを3回行います。一回目の裏打ちは「肌裏(はだうら)」、二回目の裏打ちは「増裏(ましうら)」、三回目の裏打ちは「総裏(そううら)」といいます。

ここからが今日の本題です。

☆肌裏に使う裏打ち紙の準備に関する記事は、こちらにもあります。ご参考程度にご覧ください。
『2011年10月31日 (月) 表展作品のメイキング⑦ <裏打ち紙(肌裏用)の選定>』
『2012年10月28日 (日) 表展作品のメイキング記事 その6 (布の切り出しと肌裏紙の準備)』

肌裏に使った紙は、美濃紙です。紙の厚みは、薄口と極薄の二種類を使いました。(裏打ちするものの厚みや硬さによって、薄口と極薄を使い分けました。)

☆裏打ちに使う紙に関する記事は、こちらをご覧ください。
『2012年1月24日 (火) 裏打ちの紙①』
『2012年1月28日 (土) 裏打ちの紙②』
⇒『2012年2月 1日 (水) 裏打ちの紙③』
⇒『2012年2月 4日 (土) 裏打ちの紙④』
『2012年2月 7日 (火) 裏打ちの紙⑤』
『2012年2月13日 (月) 裏打ちの紙⑥』
『2012年2月19日 (日) 裏打ちの紙⑦』

裏打ちに使う紙は、裏打ちするものよりも少し大きめにカットして準備します(写真2)。

1 ←写真2 裏打ちに使う紙をカットしているところ

写真3は、裏打ち紙の準備ができたところです。これで、布一枚分の裏打ち紙が準備できました。

2 ←写真3 裏打ち紙の準備ができたところ

同じようにして、他の布や作品の裏打ちに使う紙も準備します(写真4、写真5、写真6、写真7)。

3 ←写真4 布の上に裏打ち紙を乗せたところ

4 ←写真5 写真4の布に合わせて裏打ち紙を準備したところ

この調子でどんどん準備していきます。

5 ←写真6 布の上に裏打ち紙を乗せたところ

6 ←写真7 写真6の布に合わせて裏打ち紙を準備したところ

写真では紹介していませんが、その他の布や作品(画仙紙)の裏打ちに使う紙もこの段階で一緒に準備しています。

これで、裏打ちに使う紙が準備できました。

次は、裏打ち(肌裏)をしていきます。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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