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2014年5月16日 (金)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その8.増裏>

こんばんは玉木覚です

ここ数日間、変な体勢で一日中鉋を使っているので、変な筋肉が筋肉痛になってしまいました。運動をサボらずにちゃんとやっていたら、筋肉痛がもう少しマシにすんでいたのかもしれないと思うと、運動をサボっていたことに反省です今日から運動を再開しようっと!

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さて、今日はメイキング記事の続きです。

昨日の記事では、増裏に使う裏打ち紙を準備しました(写真1)。
☆昨日の記事はこちらです。⇒『2014年5月13日 (火) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その7.増裏の準備>』
:増裏とは、掛軸を作る工程で二回目に行う裏打ちのことです。掛軸が完成するまでに、裏打ちを3回行います。一回目の裏打ちは「肌裏(はだうら)」、二回目の裏打ちは「増裏(ましうら)」、三回目の裏打ちは「総裏(そううら)」といいます。

☆増裏に関しては、こちらの記事もご参考ください。⇒『2011年11月 9日 (水) 表展作品のメイキング⑭ <裏打ち(増裏)>』

4_2  ←写真1 増裏に使う裏打ち紙を切り出したところ

では、増裏の様子を紹介します。
増裏は基本的には肌裏と同じ要領で行います。つまり、裏打ち紙に糊を付けて、作品や布の裏面に裏打ち紙を接着させます。
(使う糊の濃さなど肌裏の時とは異なる部分はありますが、基本的には肌裏と同じ方法です。⇒『2014年4月26日 (土) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その6.肌裏>』

まずは裏打ち紙に糊を付けます(写真2)。この時に、糊が溜まったりかすれたりしないように注意して、裏打ち紙に均一に糊を付けます。
写真2は糊を付け始めたところです。これから均一に糊を付けていきます。

1  ←写真2 裏打ち紙に糊を付けているところ

裏打ち紙に均一に糊を付けたら、肌裏を入れた作品や布の裏面に糊を付けた裏打ち紙を接着させます。
具体的には、あらかじめ作業台の上に肌裏を入れた作品や布を裏向けに置いておき、そこに糊を付けた裏打ち紙を置いてシュロ刷毛でしっかりと撫でます(写真3)。肌裏の時と同じですね。
シュロ刷毛でしっかりと撫でることによって、作品や布の裏面(つまり、肌裏の裏打ち紙)と増裏の裏打ち紙が接着されます。

2  ←写真3 シュロ刷毛でしっかりとなでているところ

シュロ刷毛でしっかりと撫でたら、仮張りに掛けてしっかりと乾燥させます(写真4、写真5)。

3  ←写真4 仮張りに掛けてしっかりと乾燥させているところ

4  ←写真5 仮張りに掛けてしっかりと乾燥させているところ

写真には載せていませんが、上の写真と同じようにして作品の増裏も入れて仮張りに掛けました。

これで、増裏の工程が終わりました。

次回は、付廻(つけまわし)という工程を紹介します。この工程では作品の周りに布をくっつけていくので、バラバラの部材が組み合わさってちょっとずつ掛軸らしくなっていきます。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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