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2014年6月 9日 (月)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その12.総裏>

こんにちは玉木覚です

夏並みの暑い日々が続いていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。私は早くもバテ気味です

今日は、掛軸のメイキング記事の続きです。
前回の記事では、天地の布を付廻しした後に耳折ができたところまで紹介しました。
(写真1は耳折までできたところです。)

8_2   ←写真1 耳折までできたところ

今日の記事では、総裏の工程を紹介します。
:総裏とは、掛軸を作る工程で三回目に行う裏打ちのことです。掛軸が完成するまでに、裏打ちを3回行います。一回目の裏打ちは「肌裏(はだうら)」、二回目の裏打ちは「増裏(ましうら)」、三回目の裏打ちは「総裏(そううら)」といいます。

<追記>
今回のメイキング記事では、総裏の準備から総裏を入れてから仮張りに掛けるまでを紹介します。駆け足での紹介になるので、詳細は下のリンクの記事をご参照ください。
『2011年12月 3日 (土) 表展作品のメイキング26 <総裏の準備、その1>』
『2011年12月 5日 (月)  表展作品のメイキング27 <総裏の準備、その2>』
『2011年12月 6日 (火) 表展作品のメイキング28 <総裏の準備、その3>』
『2011年12月 9日 (金) 表展作品のメイキング29 <総裏>』

まずは、総裏に使う裏打ち紙の準備をします。写真2、写真3は裏打ち紙の喰い裂きを作っているところです。

1  ←写真2 喰い裂きを作っているところ

2  ←写真3 喰い裂きを作っているところ

写真4は、喰い裂きを作り終えたところです。これで、裏打ち紙の準備ができました。

4  ←写真4 喰い裂きを作り終えたところ

裏打ち紙の他に、総裏に必要な材料を準備します。
写真5は上巻(絹)、写真6は袋(袋は八双と軸木を掛軸に取り付けるためのものです)、写真7は軸助けです、

5  ←写真5 上巻(絹)

6  ←写真6 袋(袋は八双と軸木を掛軸に取り付けるためのもの)

7  ←写真7 軸助け

ここまで準備できたら、掛軸に総裏を入れます(総裏を入れている様子は割愛いたします。)。

写真8は総裏を入れた掛軸を仮張りに掛けたところです。この状態でしっかりと乾燥させます。

8  ←写真8 総裏を入れた掛軸を仮張りに掛けたところ

仮張りに掛けたら、忘れないように軸助けを貼り付けておきます(写真9、写真10)。

9  ←写真9 軸助けを貼り付けたところ

10  ←写真10 軸助けを貼り付けたところ

掛軸はこの状態でしっかりと乾燥させます。

乾燥させている間に、八双と軸木の準備を行います。次回の記事では、その様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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