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2014年6月12日 (木)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その13.八双の準備>

こんばんは玉木覚です

今日は、掛軸のメイキング記事の続きです。
前回の記事では、総裏を入れて仮張りに掛けたところまで紹介しました。
(写真1は仮張りに掛けたところです。)

☆前回の記事はこちらです。⇒『2014年6月 9日 (月) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その12.総裏>』

8  ←写真1 総裏を入れた掛軸を仮張りに掛けたところ

写真1の状態で掛軸をしっかりと乾燥させます。もしも、湿っている状態で掛軸を仮張りから剥がすと、掛軸がヨレヨレになってしまうので注意が必要です。

さて、今日の記事では、八双の準備の様子を紹介します。八双とは掛軸の上端に存在する木の棒です(図1)。
☆八双の準備に関しては、こちらの記事もご参照ください。⇒『2011年12月10日 (土) 表展作品のメイキング30 <八双の準備>』

10_2 ←図1 掛軸の模式図

まずは、八双を取り付ける位置の掛軸の幅を測定します(図1)。この幅を元にして、八双の長さを決定します。
(ちょっと細かい話ですが、八双を取り付ける位置は、掛軸上部の袋の部分です。ですので、厳密には掛軸上部の袋の部分の軸幅を測定します。)

1  ←写真2 八双を取り付ける位置の掛軸の幅を測定しているところ

測定した掛軸の幅を元にして、八双の長さを決定します。通常、八双の長さは掛軸の幅よりも数厘長いことが多いです。

八双の長さを決定したら、必要な長さに八双用の木材をカットします(写真3)。

2  ←写真3 八双用の木材を必要な長さにカットしたところ

八双用の木材を必要な長さにカットしたら、その両端の側面に和紙と絹を貼り付けます。写真4は絹(左側)と和紙(右側)です。絹は総裏の時に使った上巻と同じものを使いました。和紙は肌裏の時に使った美濃紙です。ちなみに、和紙→絹の順に貼ります。

3  ←写真4 絹(左側)と和紙(右側)

写真5は和紙と絹を貼る前です。

4  ←写真5 和紙と絹を貼る前

写真6は和紙と絹を貼った後です。

5  ←写真6 和紙と絹を貼った後

写真7は八双の両端の側面に和紙と絹を貼ったところです。
(フラッシュの加減で、和紙と絹を貼る前(写真5)と貼った後(写真6)の違いが分かりにくくてすみません。)

6  ←写真7 八双の両端の側面に和紙と絹を貼ったところ

これで八双の準備ができました。

次回は軸木の準備の様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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