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2014年9月 7日 (日)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その22.風帯の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は、風帯を掛軸に取り付ける様子を紹介します。今日の記事もできるだけ写真を交えながら紹介しますが、手順の一つ一つを紹介すると紙面がとても足りませんので、風帯を掛軸に取り付ける大まかな流れを紹介します。風帯を取り付ける雰囲気が伝われば幸いです。

今日の本題に入る前に、前回の記事を振り返っておきます。前回の記事では、風帯の先端に露を取り付けました(写真1)。

☆前回の記事はこちらです。⇒『2014年8月27日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その21.風帯を作る③>』

27  ←写真1 風帯の先端に露を取り付けたところ

<ちょっと余談ですが>
風帯とは、掛軸の上端から下がっている二つの布です。(写真2、写真3)
:風帯にはいくつかのタイプがあるのですが、掛軸の上端から二つの布が下がっているタイプ(写真2、写真3)を見かけることが多いと思います。

☆風帯については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年6月16日 (木) 風帯(ふうたい)』

1  ←写真2 風帯

12  ←写真3 今作っている掛軸(掛軸の上端から下がっている二つの布が風帯です。)

では、本題に戻ります。今日の記事では。風帯を掛軸の上端に取り付けます。取り付けるという表現をしていますが、実際は縫い針と糸(写真4)を使って風帯を掛軸の上端に結いつけます。

1  ←写真4 縫い針と糸

早速、作業に入ります。まずは、風帯を掛軸に取り付ける位置を確認します(写真5)。

2  ←写真5 風帯を掛軸に取り付ける位置を確認しているところ

風帯を掛軸に取り付ける位置を確認したら、縫い針と糸を使って風帯を掛軸に結いつけていきます(写真6、写真7、写真8)。この時、風帯を結いつけている最中に、風帯が所定の位置からずれないように注意します。

3 ←写真6 縫い針と糸を使って風帯を掛軸に結いつけているところ


4  ←写真7 縫い針と糸を使って風帯を掛軸に結いつけているところ

5  ←写真8 縫い針と糸を使って風帯を掛軸に結いつけているところ

写真9は風帯を結いつけ終わったところです。

6 ←写真9 風帯を結いつけ終わったところ

風帯を掛軸に結いつけた部分は、写真10、写真11のようになります。

7 ←写真10 風帯を掛軸に結いつけた部分

8 ←写真11 風帯を掛軸に結いつけた部分

これで、風帯を一本結いつけることができました。引き続いて、同じようにしてもう一本の風帯を掛軸に結いつけます(写真12)。

9 ←写真12 縫い針と糸を使って風帯を掛軸に結いつけているところ

風帯を掛軸に結いつけた部分は、写真13のようになります。

10 ←写真 13 風帯を掛軸に結いつけた部分

これで、風帯を掛軸に結いつける作業が終わりました。写真14は、風帯を掛軸に結いつけ終わったところを正面から見た様子です。

11 ←写真14 風帯を掛軸に結いつけ終わったところを正面から見た様子

写真14は、風帯を掛軸に結いつけ終わったところを裏側から見た様子です。

12 ←写真15 風帯を掛軸に結いつけ終わったところを裏側から見た様子

これで、風帯を掛軸に取り付けることができました。

次回は、座金と鐶(かん)を取り付ける様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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