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2015年3月 5日 (木)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その12.付廻し、その2>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

写真1は、今回のメイキング記事で作っている掛軸です。写真1の掛軸を作っている様子を、メイキング記事として紹介しています。

1  ←写真1 メイキング記事で紹介する掛軸(真ん中に写っている掛軸)

前回の記事では、作品の上と下に付ける金襴を付廻す様子を紹介しました(写真2)。
:付廻しとは、増裏まで完了した作品や布を裁断して作品に布を取り付けていく工程です。

●前回の記事はこちらです。⇒『2015年2月18日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その11.付廻し、その1>』

16 ←写真2 作品の上と下に付ける金襴を付廻したところ

☆付廻しについては、こちらの記事もご参照ください。
『2014年5月19日 (月) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その9.付廻し、その1>』
『2014年5月31日 (土) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その10.付廻し、その2>』
『2014年6月 3日 (火) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その11.付廻し、その3>』

今日の記事では、作品の上と下に付ける金襴を付廻したものに、中廻しを付廻していく様子を紹介します。
★中廻しとは、一文字を付けた本紙の周りを取り囲むものです。特に本紙左右部分の垂直縁を『柱』と呼びます。(図1参照)
表装 掛軸解説図1 ←図1 掛軸の模式図


ここから、今日の作業に入ります。

まずは、作品の左側と右側に中廻しの柱を取り付けます。写真3は、柱に使う布を作品の左側に取り付けた時の完成イメージです。

1  ←写真3 柱に使う布を作品の左側に取り付けた時の完成イメージ

イメージが出来たところで、柱に使う布を適切な大きさに裁断します(写真4、写真5)。

2  ←写真4 柱に使う布を適切な大きさに裁断しているところ

3 ←写真5 柱に使う布の裁断ができたところ

柱に使う布の裁断が完了したら、実際に作品の左右に布を取り付けていきます。

まずは、作品の右側に布を取り付けましょう。写真6は、柱の布を取り付ける部分に糊を付けているところです。写真7は、作品の右側に布を取り付けたところです。

4  ←写真6 柱の布を取り付ける部分に糊を付けているところ

5  ←写真7 作品の右側に布を取り付けたところ

同様にして、作品の左側に布を取り付けます。写真8は、作品の左側に布を取り付けたところです。

6  ←写真8 作品の左側に布を取り付けたところ

作品の左右に柱の布を取り付けたら、余分な部分を切り落とします(写真9、写真10)。

7  ←写真9 余分な部分を切り落としているところ

8  ←写真10 余分な部分を切り落としているところ

これで、中廻しの柱の付廻しが完成しました。次は、一文字の外側に「中廻しの上の布」と「中廻しの下の布」を取り付けます。

写真11は、「中廻しの上の布」を付廻したところです。

9  ←写真11 「中廻しの上の布」を付廻したところ

写真12は、「中廻しの下の布」を付廻したところです。

10  ←写真12 「中廻しの下の布」を付廻したところ

中廻しの布の取り付けが出来たら、余分な部分を切り落とします(写真13、写真14)。

11  ←写真13 余分な部分を切り落としているところ

12  ←写真14 余分な部分を切り落としているところ

これで、中廻しの付廻しが出来ました。

次回は、本日の記事で付廻した中廻しの外側に、天地の布を付廻す様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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