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2015年5月24日 (日)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その19.八双と軸木の準備>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

写真1は、今回のメイキング記事で作っている掛軸です。写真1の掛軸を作っている様子を、メイキング記事として紹介しています。

1  ←写真1 メイキング記事で紹介する掛軸(真ん中に写っている掛軸)

前回の記事では、総裏の様子を紹介しました(写真2)。
☆前回の記事はこちらです。⇒『2015年5月12日 (火) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その18.総裏>』

5  ←写真2 総裏を入れ終わったところ

今日の記事は、八双と軸木の準備を紹介します。今日の記事では、紙面の都合上、作業の流れをさらりと簡単に紹介します。詳しい内容は、下記の参照記事をご覧ください。

八双とは掛軸の上端に存在する木の棒、軸木とは掛軸の下端に存在する木の棒です(図1)。

☆八双の準備に関しては、こちらの記事もご参照ください。⇒『2011年12月10日 (土) 表展作品のメイキング30 <八双の準備>』

☆軸木の準備に関しては、こちらの記事もご参照ください。⇒『2011年12月11日 (日) 表展作品のメイキング31 <軸木の準備>』

10_2 ←図1 掛軸(裏面)の模式図

では、まずは八双の準備の様子から紹介します。

はじめに、八双を取り付ける位置の掛軸の幅を測ります(写真2)。

1  ←写真2 八双を取り付ける位置の掛軸の幅を測っているところ

次に、八双用の木材を必要な長さにカットします(写真3)。このときにカットする長さは、写真2で測定した掛軸の幅を元にして決定します。

3  ←写真3 八双用の木材を必要な長さにカットしているところ

ちなみに、八双用の木材は、円柱を縦に真っ二つにした形状をしています。つまり、断面は半月の形をしています(写真4)。

2  ←写真4 八双用の木材の断面(半月の形をしています。)

八双用の木材を必要な長さにカットしたら、その両端に和紙(写真5)を貼ってから絹(写真6)を貼ります。

4  ←写真5 和紙

5  ←写真6 絹

では、まずは和紙を貼ったところです(写真7)。

6  ←写真7 和紙を貼ったところ

次に、和紙を貼った上に絹を貼ります(写真8)。

7  ←写真8 和紙を貼った上に、絹を貼ったところ

これで、八双用の木材の片側に和紙と絹を貼り終えました。同様にしてもう片側にも和紙と絹を貼ります。写真9は、八双用の木材の両端に和紙と絹を貼り終えたところです。

8  ←写真9 八双用の木材の両端に、和紙と絹を貼り終えたところ

これで、八双の準備が出来ました。

引き続きまして、軸木の準備をします。

まずは、軸木を取り付ける位置の掛軸の幅を測ります(写真10)。

9  ←写真10

次に、軸木用の木材(写真11)を準備して、必要な長さにカットします。そして、その両端に軸先を取り付けます(写真12)。
*:紙面の都合で、この工程の詳しい写真は割愛いたします。

10  ←写真11 軸木用の木材(断面が円の木の棒です。)

11  ←写真12 軸木用の木材の両端に、軸先を取り付けたところ

これで、軸木の準備が出来ました。

次回は「裏擦り」の工程を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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