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2015年8月 7日 (金)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その26.風帯作り③>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

写真1は、今回のメイキング記事で作っている掛軸です。写真1の掛軸を作っている様子を、メイキング記事として紹介しています。

1  ←写真1 メイキング記事で紹介する掛軸(真ん中に写っている掛軸)

前回の記事では、風帯に使う布の周囲を折り返しているところを紹介しました(写真2)。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2015年7月26日 (日) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その25.風帯作り②>』

11   ←写真2 風帯に使う布の周囲を折り返しているところ

今日は、前回に引き続きまして掛軸に取り付ける風帯を作っている様子を紹介します。風帯を作る工程は、数回の記事に分けてお送りしますが、今回で風帯が完成します。
☆風帯を作っている様子は、こちらの記事もご覧ください。
『2014年8月14日 (木) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その19.風帯を作る①>』
『2014年8月24日 (日) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その20.風帯を作る②>』
『2014年8月27日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その21.風帯を作る③>』

☆風帯については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年6月16日 (木) 風帯(ふうたい)』

今回作った風帯は、写真3のタイプと同じように掛軸の上辺から二本垂らすタイプのものです。

1  ←写真3 風帯

では、ここから本題に入ります。

まずは、風帯表の布と風帯裏の布を組み合わせて一つにします。今回は、針と糸を使って風帯表の布と風帯裏の布を縫い合わせる方法で行いました
では、早速縫い合わせているところです(写真4)。この工程では、風帯の左右二辺を縫い合わせます。写真4は一辺目です。

1 ←写真4 針と糸を使って風帯表の布と風帯裏の布を縫い合わせているところ

写真5は、一辺目が縫い終わったところです。

2 ←写真5 一辺目が縫い終わったところ

同様にして、二辺目(もう片側)も縫っていきます(写真6)。

3 ←写真6 二辺目(もう片側)を縫っているところ

二辺目が縫い終わると、風帯一本が縫いあがります。風帯は掛軸に二本必要なので、同じ工程をもう一本分行います。これで、風帯が二本が縫いあがりました(写真7)。

4 ←写真7 風帯が二本が縫いあがったところ

「これで風帯完成!」、といきたいところですが、まだ風帯は完成ではありません。

風帯の先に「露(つゆ)」を縫い付けます。露とは白い総(ふさ)のようなもので、白い糸でできています(写真8)。

5 ←写真8 露に使う糸

この糸を針に通して風帯の先に縫い付けます。写真9は風帯の先に露の糸を縫い付けているところです。

6_2 ←写真9 風帯の先に露の糸を縫い付けているところです。

そして、写真10は風帯の先に露の糸を縫い付けたところです。

7  ←写真10 風帯の先に露の糸を縫い付けたところ

この状態から露の糸を結んで風帯に結いつけます。結いつけることが出来たら、不要な部分をカットします(写真11)。

8 ←写真11 不要な部分をカットしているところ

そして、カットした部分の形を千枚通し(別名:ホシツキ)の先を使って整えます(写真12)。

9 ←写真12 カットした部分の形を千枚通し(別名:ホシツキ)の先を使って整えているところ

きれいに整えることが出来たら、もう片側にも同じようにして露を付けます(露は風帯の先に二か所付けます。)。
写真13は、風帯の先端に露を付け終わったところです。

11 ←写真13 風帯の先端に露を付け終わったところ

これと同様にして、二本目の風帯の先にも露を付けます。写真14は、二本目の風帯の先にも露を付け終わったところです。

12 ←写真14 二本目の風帯の先にも露を付け終わったところ

これで、ようやく風帯が出来ました。

次回の記事では、今日作った風帯を掛軸に取り付けます。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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