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2015年8月19日 (水)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その27.風帯の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。

写真1は、今回のメイキング記事で作っている掛軸です。写真1の掛軸を作っている様子を、メイキング記事として紹介しています。

1  ←写真1 メイキング記事で紹介する掛軸(真ん中に写っている掛軸)

前回の記事では、風帯を完成させる様子を紹介しました。(写真2)。
☆前回の記事はこちらです。⇒『2015年8月 7日 (金) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その26.風帯作り③>』

121 ←写真2 完成した風帯

今日の記事では、完成した風帯を掛軸に取り付ける様子を紹介します。

☆風帯を取り付ける様子は、こちらの記事もご参照ください。⇒『2014年9月 7日 (日) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その22.風帯の取り付け>』

☆風帯については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年6月16日 (木) 風帯(ふうたい)』

では、早速作業に入りましょう。

まずは、掛軸の上に風帯を置いて、掛軸に風帯を取り付ける位置を確認します(写真3)。

1 ←写真3 掛軸の上に風帯を置いて、掛軸に風帯を取り付ける位置を確認しているところ

風帯は、針と糸で縫うことによって掛軸に取り付けます。つまり、風帯は掛軸に結いつけられた状態で掛軸に取り付けられています。
(この作業では文字通り「縫う」のですが、縫った部分が目立つことの無いように、且つ、風帯が掛軸から外れないようにしっかりと縫うことが大切です。)

今回の作業で使用した針と糸です(写真4)。針も糸も一般的な裁縫に使われるものです。

2 ←写真4 今回の作業で使用した針と糸

ここから、風帯を掛軸に結いつけていきます。風帯を取り付ける位置から風帯が動かないように、しっかりと手で持っておきます(写真5)。

3 ←写真5 風帯を取り付ける位置から風帯が動かないようにしっかりと手で持っているところ

ここから、針と糸が登場します。では、縫って結いつけていきましょう(写真6)。

4 ←写真6 縫っているところ

どんどんと縫っていきます(写真7、写真8、写真9)。

5 ←写真7 縫っているところ

6 ←写真8 縫っているところ

7 ←写真9 縫っているところ

写真10は、縫い終わったところです。これで、片方の風帯を掛軸に結いつけることが出来ました。

8 ←写真10 縫い終わったところ(片方の風帯を掛軸に結いつけたところ)

縫った部分はこんな感じです(写真11は表側、写真12は裏側)。

9 ←写真11 縫った部分(表側)

10 ←写真12 縫った部分(裏側)

引き続いて、同様にしてもう片側の風帯を掛軸に結いつけます(写真13)。

11 ←写真13 風帯を掛軸に結いつけているところ

二つの風帯を掛軸に結いつけたら、写真14(表側)と写真15(裏側)のようになります。

12 ←写真14 二つの風帯を掛軸に結いつけたところ(表側)

13←写真15 二つの風帯を掛軸に結いつけたところ(裏側)

これで、風帯の取り付けが完了しました。

次回は、座金と鐶(かん)を取り付ける様子を紹介します。

掛軸の完成までもうちょっとです!

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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