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2015年10月25日 (日)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その2.布の準備>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、掛軸に使う布と台紙を選びました(写真2)。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2015年10月10日 (土) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その1.作品との対面と布の選択>』

7_2  ←写真2 掛軸に使う布と台紙を選んでいるところ

今日の記事では、前回の記事で選んだ布を必要な量だけ切り出す様子を紹介します。
(布は何メートルもある長さのものをロール状に巻いて保管しているので、必要に応じてロールからカットして使います。)
☆布の切り出しに関しては、こちらの記事もご覧ください。⇒『2014年11月24日 (月) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その3.表具布の切り出し>』

まずは、金襴をカットしているところです(写真3)。

1  ←写真3 金襴をカットしているところ

カットし終えると、写真4のようになります。

2  ←写真4 カットし終えたところ

ところで、この切り出した布の端には、布の耳が付いています(写真5)。この布の耳を適切に処理しておかないと布が引きつってしまって今後の作業がやりにくくなるので、この段階で耳に切れ目を入れておきます。

3_2  ←写真5 布の耳

では、布の耳にはさみを入れていきます。布の耳の端は写真6、写真7のように斜めにカットします。耳の中ほどは、写真8のように一定の間隔で耳に切れ目を入れます。

4  ←写真6 耳の端をカットしているところ

5  ←写真7 耳の端をカットしているところ

6  ←写真8 耳に切れ目を入れているところ

同様にして、他の布も切り出していきます。写真9と写真10は遠州(中廻に使う布)を切り出しているところです。

9  ←写真9 遠州(中廻に使う布)をカットしているところ

10  ←写真10 遠州(中廻に使う布)をカットし終えたところ

布を切り出すことが出来たら、金襴の時と同様に布の耳にはさみを入れます。写真11は耳にはさみを入れる前、写真12は耳にはさみを入れた後です。

11  ←写真11 耳にはさみを入れる前

12  ←写真12 耳にはさみを入れた後

このようにして、掛軸に使う布を必要な量だけ準備します。

布を切り出すことが出来たら、次は布の柄合わせを行います。

次回の記事では、布の柄合わせの様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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