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2016年2月 4日 (木)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その10.付廻し②>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、作品の周りに台紙(ピンク色の部分)を付廻す様子を紹介しました(写真2)。

15  ←写真2 作品の周りに台紙(ピンク色の部分)を付廻したところ

☆前回の記事は、こちらです。 ⇒『2016年1月23日 (土) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その9.付廻し①>』

今日の記事では、付廻し(「切り継ぎ」とも呼びます。)の続きを紹介します。今日は、写真2の周りに、一文字(いちもんじ)・中廻(ちゅうまわし)・天地(てんち)、の布を付廻していきます。ここまでできると、掛軸の形らしくなってきます。

◎今回の掛軸の付廻しの工程は、二回の記事に分けてお届けしています。

☆付廻し(「切り継ぎ」)の工程に関しては、こちらの記事もご参照ください。
『2015年2月 4日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その10.付廻しの準備>』
『2015年2月18日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その11.付廻し、その1>』
『2015年3月 5日 (木) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その12.付廻し、その2>』
『2015年3月 8日 (日) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その13.付廻し、その3>』

では、早速作業に入りましょう。

まずは、一文字に使う布を準備します(写真3)。

1  ←写真3 一文字に使う布(金襴)

この布を、必要なサイズにカットします(写真4)。

2  ←写真4 一文字に使う布(金襴)を必要な大きさにカットしているところ

カット出来たら、台紙の上辺と下辺に付廻します。写真5は、一文字に使う布(金襴)を台紙の上辺に付廻しているところです。

3  ←写真5 一文字に使う布(金襴)を台紙の上辺に付廻しているところ

しっかりと付廻すことが出来ると、写真6のようになります。

4  ←写真6 一文字に使う布(金襴)を台紙の上辺に付廻したところ

これと同様にして、台紙の下辺に一文字に使う布(金襴)を付廻します。写真7は、一文字に使う布(金襴)を台紙の下辺に付廻したところです。

5  ←写真7 一文字に使う布(金襴)を台紙の下辺に付廻したところ

一文字に使う布(金襴)を台紙の上辺と下辺に付廻したら、余分な部分をカットします。すると、写真8のようになります。

7  ←写真8 一文字に使う布(金襴)を台紙の上辺と下辺に付廻してから、余分な部分をカットしたところ

これで、一文字の付廻しができました。
次は、中廻に使う布(遠州)を付廻していきます。
(ここからは、紙面の都合上、布のカットや糊付けなどの細かい作業の写真は割愛して、布を付廻していく様子を載せていきます。)

まずは、中廻の柱の部分を付廻します(写真9)。

8  ←写真9 中廻の柱の部分を付廻したところ

中廻の柱の付廻しが出来たら、次は中廻しの上と下と付廻します。写真10は、中廻しの上と下と付廻したところです。

9  ←写真10 中廻しの上と下と付廻したところ

最後に、天地に使う布(魚子、ななこ)を付廻します。

写真11は、地の布を付廻したところです。

10  ←写真11 地の布を付廻したところ

写真12は、天の布を付廻したところです。

11  ←写真12 天の布を付廻したところ

これで、付廻しの工程は完了です。

写真13は、付廻しが完成した様子です。

12  ←写真13 付廻しが完成した様子

写真13を見ると、何となく掛軸らしい形になってきたと思いませんか

次回の記事では、掛軸の耳を作る工程(耳折り)を紹介します。

お楽しみに

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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