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2016年5月28日 (土)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その18.風帯の作製、その④>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、風帯表と風帯裏に使う布を縫い合わせる様子を紹介しました(写真2)。

写真3は、風帯表と風帯裏に使う布を縫い合わせたところです。

55  ←写真2 風帯表と風帯裏に使う布を縫い合わせているところ

111  ←写真3 風帯表と風帯裏に使う布を縫い合わせたところ

今日は前回に引き続いて、掛軸の風帯を作っている様子を紹介します。今日の記事で風帯が完成します。
(風帯を作る様子は、一回の記事では紙面が足りないので、数回に分けて紹介しています。)

○前回の記事は、こちらです。⇒『2016年5月10日 (火) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その17.風帯の作製、その③>』

☆風帯を作っている様子は、こちらの記事もご覧ください。
『2014年8月14日 (木) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その19.風帯を作る①>』
『2014年8月24日 (日) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その20.風帯を作る②>』
『2014年8月27日 (水) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その21.風帯を作る③>』

☆☆風帯については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年6月16日 (木) 風帯(ふうたい)』

今回作った風帯は、写真4のタイプと同じように掛軸の上辺から二本垂らすタイプのものです。

1  ←写真4 風帯

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

では、本題に入りましょう。

今日の記事では、前回の記事で縫い合わせたもの(写真3)の先端に、露(つゆ)と呼ばれる白い糸でできた総(ふさ)のようなものを縫い付けます。露を付けると風帯が完成します。

まずは、露を紹介します。写真5が、今回使用した露です。

1  ←写真5 露

この露を、縫い針を使って風帯の先端に縫い付けます(写真6)。

2  ←写真6 縫い針を使って、露を風帯の先に縫い付けているところ

写真7は、風帯の先端に露を縫い付けたところです。このままでは不細工なので、ちょうど良い長さに露をカットします(写真8)。

3  ←写真7 縫い針を使って、露を風帯の先に縫い付けたところ

4  ←写真8 露をカットしているところ

写真9は、露をカットしたところです。

5  ←写真9 露をカットしたところ

そして、ホシツキを使って露の形を整えたら出来上がりです。写真10は、ホシツキを使って露の形を整えているところです。

6  ←写真10 ホシツキを使って露の形を整えているところ

これで、露を一つ付けることができました。露は風帯一本について二つ付けるので、もう一つの露も付けましょう。写真11は、二つ目の露を付けているところです。

8  ←写真11 二つ目の露を付けているところ

これで、風帯が一本完成しました。掛軸には風帯が二本必要ですので、もう一本の風帯にも同じようにして露を付けます(写真12)。

9  ←写真12 露を付けているところ

これで、風帯が完成しました。今回の記事で作った風帯は、掛軸に軸木と八双を取り付けた後に取り付けます。

次回は、総裏を入れた掛軸を仮張りから剥がすところから見ていきましょう。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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