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2016年7月12日 (火)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その22.八双の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、軸木を取り付ける様子を紹介しました(写真2)。

☆前回の記事は、こちらです。⇒『2016年7月 4日 (月) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その21.軸木の取り付け>』

101  ←写真2 軸木を取り付けているところ

今日の記事では、掛軸に八双を取り付ける様子を紹介します。
☆八双の取り付けに関しては、こちらの記事もご参照ください。⇒『2014年8月 2日 (土) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その18.八双の取り付け>』

☆八双は掛軸の上端に付いている木の棒です(図1)。八双は、掛軸の上部を支える役割を担っています。

10_2 ←図1 掛軸(裏面)の模式図

では、今日の本題に入りましょう。

まずは、八双を取り付けるための袋(ふくろ)と呼ばれる部分を開きます(写真3)。この写真では、ヘラを使って袋を開いていっています。

1_2  ←写真3 八双を取り付けるための袋を開いているところ

写真4は、袋を開いたところです。この部分に八双をセットして、袋で八双を包みます。

2_2  ←写真4 袋を開いたところ

では、軸木を袋にセットしましょう(写真5)。

3_2  ←写真5 軸木を袋にセットしたところ

この時に、掛軸の右端と左端から八双の先が均等に出るように調節します(写真6、写真7)。
(写真6、写真7では、掛軸の端から八双の先が1 mm弱出ています。)

4  ←写真6 八双の左側の出方

5  ←写真7 八双の右側の出方

ここまでできたら、八双を袋で包んでいきます(写真8)。

:細かい話ですが、袋は掛軸の表具布および掛軸の裏地と一体化しています。ですので、八双を袋で包むということは、八双を掛軸の表具布および掛軸の裏地で包むということになります。

6  ←写真8 八双を袋で包んでいるところ

八双を袋で包み終わると、写真9のようになります。
これで、掛軸に八双を取り付けることができました。

7  ←写真9 掛軸に八双を取り付けたところ

ちなみに、写真10は八双を包んだ部分の拡大です。

8  ←写真10 八双を包んだ部分の拡大

写真11は、八双の取り付けが済んだ掛軸を裏面から見たところです。

9  ←写真11 八双の取り付けが済んだ掛軸を裏面から見たところ

写真12は、八双の取り付けが済んだ掛軸を表面から見たところです。

10  ←写真12 八双の取り付けが済んだ掛軸を表面から見たところ

これでほとんど完成形の掛軸になりました。

今後は、風帯や掛軸を吊るための金具と紐を付けていきます。

掛軸の完成までもうひと踏ん張りです。

次回もお楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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