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2016年9月30日 (金)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その26.紐(巻緒)の取り付け>

こんばんはfullmoon玉木覚ですhappy01

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、鐶(かん)に紐を結いつけました。
この部分は掛緒と呼ばれ、掛軸を吊るときに壁面の金具などに掛ける役割を担っています。
写真2は、鐶(かん)に紐を結いつけた部分です。紐をカットした切り口は、切りっぱなしにせずに整えています。

Photo  ←写真2 鐶(かん)に紐を結いつけた部分

☆前回の記事は、こちらです。⇒『2016年9月18日 (日) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その25.紐(掛緒)の取り付け>』

今日の記事では、前回の記事で結いつけた掛緒に巻緒を取り付ける様子を紹介します。

☆紐の取り付けに関しては、こちらの記事もご覧ください。⇒『2014年10月 7日 (火) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その24.紐の取り付け>』

巻緒を取り付けたら、掛軸は完成します。いよいよ最後の作業です。
では、早速作業に入りましょう。

巻緒には掛緒と同じ紐を用いました(写真3)。

1_2 ←写真3 巻緒に使用した紐(掛緒と同じ紐です。)

まずは、紐を掛緒に通します(写真4)。
☆以降の写真では、掛緒の切り口が切りっぱなしになっていますが、これは記事を作成するうえで写真を撮影する順番が前後したためです。ご理解、ご了承をお願いします。

2  ←写真4 紐を掛緒に通したところ

紐を掛緒に通したら、小さな輪を作ります(写真5)。

3  ←写真5 小さな輪を作ったところ

次に、針と糸を準備します。これらは、お裁縫に使用する一般的なものです(写真6)。

1  ←写真6 針と糸

針と糸が準備できたら、写真7のように紐を縫って手を放しても輪が崩れないようにします。
☆この作業では、巻緒を掛緒に縫い付けているのではありません。折り返した紐同士を縫っています。

4  ←写真7 折り返した紐同士を縫っているところ

縫い終わったら、紐の切り口を写真8のように整えます。

5  ←写真8 紐の切り口を整えたところ

これで、巻緒を掛緒に取り付ける作業が完了しました。この様子を遠目に見ると、写真9のようになります。

6  ←写真9 巻緒を掛緒に取り付ける作業ができたところ

巻緒を掛緒に取り付ける作業が完了したら、掛軸を巻き仕舞います(写真10)。

7  ←写真10 掛軸を巻き仕舞ったところ

最後に、はさみで紐をカットしたら掛軸の完成です(写真11、写真12)。

8  ←写真11 はさみで紐をカットしているところ

9  ←写真12 掛軸の完成

これで、掛軸が完成しました。

長い記事になりましたが、最後までお付き合いくださいましてありがとうございます。
ブログ記事をを眺めながら、「掛軸ってこういう風に作っているのか~。」と思っていただいたり、掛軸を少しでも身近に感じていただけたら幸いです。

この掛軸も、我が家のリビングに掛けて楽しんでいます☆

これからも、掛軸のメイキング記事を載せていきますので、お楽しみにしていてください!

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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