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2016年9月18日 (日)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その25.紐(掛緒)の取り付け>

こんばんはfullmoon玉木覚ですhappy01

今日は掛軸のメイキング記事です。この記事では、2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子をお届けしています。

2  ←写真1 2014年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、座金と鐶(かん)と呼ばれる金具を取り付ける様子を紹介しました。

5_2  ←写真2 金鎚を使って鐶を八双に打ち込んでいるところ

☆前回の記事は、こちらです。⇒『2016年8月20日 (土) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その24.座金と鐶(かん)の取り付け>』

今日の記事では、鐶に紐(掛緒)を取り付ける様子を紹介します。

☆紐の取り付けに関しては、こちらの記事もご覧ください。⇒『2014年10月 7日 (火) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その24.紐の取り付け>』

作業に入る前に、今回の掛軸に取り付けた紐を紹介します。
今回使用した紐は、三色の軸紐です(写真3)。掛軸の紐としては、ごく一般的に用いられるものの一つです。

1_2  ←写真3 今回使用した軸紐

今から取り付ける紐は、掛軸の中で掛緒と呼ばれる部分になります(図1)。
*:掛緒は、掛軸を掛けるときに壁面の吊り金具などに掛ける役割を担います。

表装 掛軸解説図2 ←図1 掛軸の模式図(掛軸の裏面)

では、鐶に紐を取り付けましょう。
写真4は、紐を通す前の状態です。

2_2  ←写真4 紐を通す前の状態

まずは、鐶に紐を通します(写真5)。

3_2  ←写真5 鐶に紐を通したところ

そして、向かって左側の鐶に紐を結いつけます(写真6)。

4  ←写真6 向かって左側の鐶に紐を結いつけたところ

次に、向かって右側の鐶に紐を結いつけます(写真7)。

5  ←写真7 向かって右側の鐶に紐を結いつけたところ

そして、右側と左側ともに、不要な部分をカットします(写真8、写真9)。

6  ←写真8 不要な部分をカットしたところ(左側)

7  ←写真9 不要な部分をカットしたところ(右側)

このままでは紐が切りっぱなしなので、糊で整えます。
写真10、写真11は、糊で紐を整えたところです。

8  ←写真10 紐の切り口を整えたところ(左側)

9  ←写真11 紐の切り口を整えたところ(右側)

これで、掛緒の取り付けができました。

次回の記事では、巻緒を取り付けます。巻緒は掛軸を巻き仕舞う時にくるくると掛軸に巻くあの紐です。
巻緒を取り付けると掛軸が完成します。

次回もお楽しみに~up

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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