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2016年11月 3日 (木)

屏風のメイキング記事<その2.胴貼り>

こんばんは玉木覚です

今日は、屏風のメイキング記事です。

写真1の背景に写っている屏風が、今回の記事で紹介する屏風です。
屏風のサイズは、延し広げた状態で約60 cm ×約60 cmです。屏風としては比較的小型のサイズなので、ちょっとしたインテリアとして使いやすいです。

1  ←写真1 今回作る屏風

前回の記事では、屏風の骨下地に紙を張ったところまで紹介しました。
写真2は、骨下地に紙を張ったところです。格子状の骨下地のカタが見えています。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2016年10月21日 (金) 屏風のメイキング記事<その1.屏風の中身>』

5  ←写真2 骨下地に紙を張ったところ

今日の記事では、この上にさらに紙を貼ります。この工程を、胴貼りと呼びます。
胴貼りをすることで、骨下地の強度が増します。

胴貼りに使う紙は、こちらです(写真3、写真4、写真5)。この紙は反故紙(ほごかみ、ほごし、ホーグし)と呼ばれる紙で、昔の帳面をばらしたものです。

1  ←写真3 反故紙

2  ←写真4 反故紙

3  ←写真5 反故紙

この紙の面全体に糊を付けて、骨下地に紙を張ったもの(写真2)の上に貼り付けます。
反故紙は、骨下地の表面と裏面の両方に貼り付けます。

写真6は、骨下地に紙を張ったもの(写真2)の上に反故紙を貼り付けたところです。
写真6には骨下地一つしか写っていませんが、実際には骨下地二つともこの作業を行っています。

4  ←写真6 骨下地に紙を張ったもの(写真2)の上に反故紙を貼り付けたところ

これで、胴貼りができました。

次回の記事では、骨下地の隅に釘を入れて補強した後に、二つの骨下地を一つに組み合わせてカンナで削って骨下地の形を整えます。骨下地の形を整える工程は、特に大事なところです。
どのように大事なのかは、次回の記事のお楽しみにしていてください

次回もお楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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