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2016年12月18日 (日)

屏風のメイキング記事<その5.短辺の通りつき>

こんばんは玉木覚です

今日は、屏風のメイキング記事です。

写真1の背景に写っている屏風が、今回の記事で紹介する屏風です。
屏風のサイズは、延し広げた状態で約60 cm ×約60 cmです。屏風としては比較的小型のサイズなので、ちょっとしたインテリアとして使いやすいです。

1  ←写真1 今回作る屏風

前回の記事では、あかとり、羽根付け、くるみ付け、ができたところまで紹介しました。
写真2は、くるみ付けをしているところです。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2016年12月 6日 (火) 屏風のメイキング記事<その4.あかとり、羽根付け、くるみ付け>』

77  ←写真2 くるみ付けをしているところ

☆このメイキング記事では、屏風が出来るまでの雰囲気をお伝えすることが第一の目的です。よって、その雰囲気を優先してお伝えするために、専門的なお話は割愛しています。その点をご了承の上、ご覧くださいませ。

今日の記事では、骨下地についている角(ツノ)を切り落としてから、骨下地の短辺の通りをつきます。
文字ではさっぱりイメージできないと思いますので、写真を交えながら見ていきましょう。

作業に入る前に、角とは何かについて簡単に触れておきます。
角とは、骨下地の四隅からちょこっと飛び出している部分のことです。
写真3で言いますと、長辺の木材が長方形の骨下地から少しだけ長く出っ張っている部分が角です。角は、一つの骨下地に四つあります。写真3では、骨下地が二つ写っていますので、全部で八つの角が写っています。

55  ←写真3 角(長辺の木材が長方形の骨下地から少しだけ長く出っ張っている部分)

この部分をノコギリで切り落とします(写真4、写真5、写真6)。

1  ←写真4 角をノコギリで切り落とそうとしているところ

2  ←写真5 角をノコギリで切り落としているところ

3  ←写真6 角をノコギリで切り落としたところ

写真7は、骨下地の四隅に付いている全ての角を切り落としたところです。

4  ←写真7 骨下地の四隅に付いている全ての角を切り落としたところ

これで、角を切り落とすことができました。

次は、角を切り落とした辺(短辺)の通りをつきます。
通りつきでは、鉋を使って短辺をきれいな直線にします(写真8)。

5  ←写真8 鉋を使って、通りつきをしているところ

通りつきがうまくいっているかどうかは、通りをついた辺に定規を当てて確認します(写真9)。

6  ←写真9 通りをついた辺に定規を当てて、通りつきがうまくできているかチェックしているところ

これで問題が無ければ、通りつきが完了です。
ちなみに、短辺は二つありますので、片方の短辺の通りつきができたら、もう片方の短辺の通りつきを行います。

これで、短辺の通りつきができました。

次回の記事では、浮(ウケ)をかけていきます。
どんな作業なのかは、次回の記事をお楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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