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2017年8月 6日 (日)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その20.軸木の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は、掛軸のメイキング記事をお送りします。

今回のメイキング記事では、古い掛軸の作品を使って、新しい掛軸に仕立て直しします。

出来上がった掛軸(仕立て直しをした後)は写真1、古い掛軸(仕立て直しをする前)は写真2です。

ちなみに、今回作った掛軸(写真1)は、行の行という形式の掛軸です。
☆行の形式については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年7月 7日 (木) 『行』の仕立(掛軸)』

16  ←写真1 2016年表展の一般の部に出品した掛軸(仕立て直しをした後)

33  ←写真2 古い掛軸(仕立て直しをする前)

前回の記事では、耳すきの様子を紹介しました(写真3)。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2017年8月 3日 (木) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その19.耳すき>』

77  ←写真3 耳すきの様子

今日の記事では、掛軸に軸木を取り付ける様子を紹介します。
☆軸木の取り付けに関しては、こちらの記事もご覧ください。⇒『2016年7月 4日 (月) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その21.軸木の取り付け>』

<補足>
軸木とは、掛軸の一番下についている木製の棒のことです。
軸木の両端には、軸先が付いています。
軸木は、掛軸を巻き仕舞う時に芯の役割を担います。

10_2 ←図1 掛軸(裏面)の模式図

では、作業に入りましょう。

まずは、軸木を取り付けるための袋を開きます。
写真4は、竹製のヘラで軸木を取り付けるための袋を開いているところです。

1_2  ←写真4 竹製のヘラで袋を開いているところ

軸木を取り付けるための袋を開くと、写真5のようになります。

2_2  ←写真5 軸木を取り付けるための袋を開いたところ

軸木を取り付けるための袋を開いたら、余分な部分をカットします(写真6)。

3_2  ←写真6 余分な部分をカットしたところ

余分な部分をカットしたら、袋に軸木をセットします(写真7、写真8)。

4_2  ←写真7 袋を開いたところ

5_2  ←写真8 袋に軸木をセットしたところ

袋に軸木をセットするときは、掛軸の端から左右の軸先が同じ長さだけ出るように注意します(写真9、写真10)。
(掛軸が出来上がった時に、右の軸先と左の軸先の出方が違っていたら変ですよね。)

6_2  ←写真9 右側の軸先の出方

7_2  ←写真10 左側の軸先の出方

左右の軸先が同じ長さだけ掛軸から出るように軸先の出方を確認したら、袋に軸木を取り付けていきます。

軸木は、袋で包むようにして取り付けます(写真11)。

8_2  ←写真11 袋に軸木を取り付けているところ

写真12は、袋に軸木を取り付けたところです。

9  ←写真12 袋に軸木を取り付けたところ

写真13は右側の軸先の出方、写真14は左側の軸先の出方です。

10  ←写真13 右側の軸先の出方

11  ←写真14 左側の軸先の出方

これで、掛軸に軸先を取り付けることができました。

次回は、掛軸の上端に八双を取り付ける様子を紹介します。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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