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2017年9月 8日 (金)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その24.紐(掛緒)の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は、掛軸のメイキング記事をお送りします。

今回のメイキング記事では、古い掛軸の作品を使って、新しい掛軸に仕立て直しします。

出来上がった掛軸(仕立て直しをした後)は写真1、古い掛軸(仕立て直しをする前)は写真2です。

ちなみに、今回作った掛軸(写真1)は、行の行という形式の掛軸です。
☆行の形式については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年7月 7日 (木) 『行』の仕立(掛軸)』

16  ←写真1 2016年表展の一般の部に出品した掛軸(仕立て直しをした後)

33  ←写真2 古い掛軸(仕立て直しをする前)

前回の記事では、八双に座金と鐶(かん)を取り付ける様子を紹介しました(写真3)。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2017年9月 2日 (土) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その23.座金と鐶(かん)の取り付け>』

77  ←写真3 座金と鐶(かん)を取り付けているところ

今日の記事では、掛軸に掛緒と呼ばれる紐を取り付ける様子を紹介します。
☆掛緒の取り付け方に関しては、こちらの記事もご覧ください。⇒『2016年9月18日 (日) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その25.紐(掛緒)の取り付け>』

<おまけ>
本日取り付ける紐は、掛軸の中で掛緒と呼ばれる部分です(図1)。

*:掛緒は、掛軸を掛けるときに壁面の吊り金具などに掛ける役割を担います。

表装 掛軸解説図2 ←図1 掛軸の模式図(掛軸の裏面)

では、今日の本題に入ります。

紐を取り付ける作業に入る前に、今回使用した紐を確認しておきましょう。
今回使用した紐は、写真4のものです。
特殊な紐ではなく、一般的に掛軸に使用されているものです。

そして、この紐を掛軸の鐶(かん)に結いつけると、掛軸の中で掛緒と呼ばれる部材になります。

1  ←写真4 今回の掛軸に使用した紐

では、ここから作業に入ります。

まずは、紐を鐶(かん)の穴に通します(写真5)。

2  ←写真5 紐を鐶(かん)の穴に通したところ

鐶(かん)の穴に紐を通したら、左の鐶(かん)に紐を結いつけます(写真6、写真7)。

3  ←写真6 左の鐶(かん)に紐を結いつけているところ

4  ←写真7 左の鐶(かん)に紐を結いつけているところ

左の鐶(かん)に紐を結いつけることができたら、次は右の鐶(かん)に紐を結いつけます(写真8、写真9)。

5  ←写真8 右の鐶(かん)に紐を結いつけているところ

6  ←写真9 右の鐶(かん)に紐を結いつけているところ

これで、右の鐶(かん)に紐を結いつけるところまでできました。

次は、左右の鐶に結いつけた紐の不要な部分を適切な長さでカットします。

そして、紐の切り口を糊で整えます(写真10、写真11、写真12、写真13)。

7  ←写真10 左の鐶に結いつけた紐の切り口を糊で整えているところ

8  ←写真11 左の鐶に結いつけた紐の切り口を糊で整えているところ

10  ←写真12 右の鐶に結いつけた紐の切り口を糊で整えているところ

11  ←写真13 右の鐶に結いつけた紐の切り口を糊で整えているところ

これで、鐶に紐を結いつけて、掛緒を取り付けることができました。

次回の記事では、掛緒に巻緒を取り付けます。

巻緒を取り付けると掛軸の完成です

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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