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2017年9月 2日 (土)

表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その23.座金と鐶(かん)の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は、掛軸のメイキング記事をお送りします。

今回のメイキング記事では、古い掛軸の作品を使って、新しい掛軸に仕立て直しします。

出来上がった掛軸(仕立て直しをした後)は写真1、古い掛軸(仕立て直しをする前)は写真2です。

ちなみに、今回作った掛軸(写真1)は、行の行という形式の掛軸です。
☆行の形式については、こちらの記事をご参照ください。⇒『2011年7月 7日 (木) 『行』の仕立(掛軸)』

16  ←写真1 2016年表展の一般の部に出品した掛軸(仕立て直しをした後)

33  ←写真2 古い掛軸(仕立て直しをする前)

前回の記事では、掛軸に風帯を取り付ける様子を紹介しました(写真3)。
☆前回の記事は、こちらです。⇒『2017年8月24日 (木) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.)<その22.風帯の取り付け>』

4_2    ←写真3 掛軸に風帯を取り付けているところ

今日の記事では、八双に座金と鐶(かん)を取り付ける様子を紹介します。

☆座金と鐶(かん)の取り付けに関しては、こちらの記事もご覧ください。
『2016年8月20日 (土) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その24.座金と鐶(かん)の取り付け>』
『2014年9月20日 (土) 表展作品のメイキング記事(一般の部 ver.) <その23.座金と鐶(かん)の取り付け>』

今回使用した座金と鐶(かん)は、写真4、写真5、写真5のものです。
<補足>
座金と鐶を掛軸の八双に取り付けたあと、鐶の丸い部分に紐を結いつけます。座金は、装飾と補強の役割を担っています。

1_3  ←写真4 上:座金 下:鐶(かん)

2_2  ←写真5 座金 

3_2  ←写真6 鐶(かん)

では、作業に入ります。

まずは、座金を取り付ける位置を決めます(写真7、写真8)。
*座鐘と鐶は、一つの掛軸に二か所取り付けます。

4_3  ←写真7 右側の座金を取り付ける位置を決めているところ

5_2  ←写真8 左側の座金を取り付ける位置を決めているところ

座金を取り付ける位置を決めたら、キリで穴を開けます(写真9)。

8  ←写真9 キリで穴を開けたところ

穴を開けたら、その穴に鐶を差し込みます。
そして、金鎚で鐶を打ち込みます。

この時に、金鎚で叩いた衝撃で鐶の穴が潰れないように、鐶の穴にポンチを入れておきます(写真10)。

写真11は、金鎚で鐶を打ち込んでいるところです。

6  ←写真10 鐶の穴にポンチを入れたところ

7  ←写真11 金鎚で鐶を打ち込んでいるところ(鐶の穴にポンチを入れています。)

しっかりと鐶を打ち込むことができたら、一か所目の座金と鐶を取り付けが完成です(写真12)。

9  ←写真12 一か所目の座金と鐶を取り付けが完成

座金と鐶は掛軸に二か所取り付けますので、同じようにして二か所目の座金と鐶を取り付けます。

写真13は、二か所に座金と鐶を取り付けた全体像です。
(写真13では鐶に軸紐が通っていますが、気にしないでください。)

10  ←写真13 二か所に座金と鐶を取り付けた全体像

これで、掛軸に座金と鐶を取り付けることができました。

次回の記事では、軸紐を使って鐶に掛緒を結いつけます。

お楽しみに~

表具師 玉木楽山堂

http://www.tamakirakuzando.com/

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