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2018年2月18日 (日)

表展作品のメイキング記事(青年競技大会 ver.)<その8.軸木と八双の取り付け>

こんばんは玉木覚です

今日は、メイキング記事の続きです。

このメイキング記事では、2015年の表展の青年競技大会に出品した掛軸(写真1)を作っている様子を紹介します。
いつものメイキング記事ですと、掛軸ができるまでの工程を一つ一つ紹介していますが、今回のメイキング記事では、二つから三つの工程を一つの記事にまとめて紹介していきます。

1_3  ←写真1 2015年の表展の青年競技大会に出品した掛軸

前回の記事では、裏擦りと耳すきの様子を紹介しました(写真2)。

☆前回の記事は、こちらです。⇒『2018年2月 9日 (金) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会 ver.)<その7.裏擦りと耳すき>』

77  ←写真2 耳すきを行っている様子

今日の記事では、掛軸に軸木と八双を取り付ける様子を紹介します。

☆軸木は掛軸の下端に付いている木の棒です(図1)。軸木は、掛軸を巻き仕舞う時に芯の役割を担います。
☆八双は掛軸の上端に付いている木の棒です(図1)。八双は、掛軸の上部を支える役割を担っています。

10_2 ←図1 掛軸(裏面)の模式図

☆軸木と八双の取り付けに関しては、こちらの記事もご覧ください。
『2016年7月 4日 (月) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その21.軸木の取り付け>』
『2016年7月12日 (火) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会の部 ver.) <その22.八双の取り付け>』

では、今日の作業に入りましょう。

まずは、掛軸に軸木取り付けます。

それでは、軸木を取り付ける部分の袋を開けます。
写真3は、軸木を取り付ける部分の袋を開けたところです。

1  ←写真3 軸木を取り付ける部分の袋を開けたところ

では、袋に軸木をセットします。
軸木は、『2018年1月25日 (木) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会 ver.)<その7.八双と軸木の作製>』の記事で作製したものを使います(写真4)。

9_2 ←写真4 軸木の準備をしているところ

写真5、写真6は、軸木を袋にセットしたところです。
軸木を袋にセットするときは、掛軸の端から左側の軸先と右側の軸先の出方が同じになるように気を付けます(写真5、写真6)。

2  ←写真5 軸木を袋にセットしたところ

3  ←写真6 軸木を袋にセットしたところ

この状態で、袋で軸木を包んでいきます。
写真7は、袋で軸木を包んでいるところです。

4_2  ←写真7 袋で軸木を包んでいるところ

写真8は、袋で軸木を包み終わったところです。

5  ←写真8 袋で軸木を包み終わったところ

これで、掛軸に軸木を取り付けることができました。

続いて、掛軸に八双を取り付けます。

八双は、『2018年1月25日 (木) 表展作品のメイキング記事(青年競技大会 ver.)<その7.八双と軸木の作製>』の記事で作製したものを使います(写真9)。

4  ←写真9 八双の準備をしているところ

八双の準備ができたら、八双を取り付ける部分の袋を開きましょう(写真10、写真11)。

6  ←写真10 八双を取り付ける部分の袋を開いているところ

7  ←写真11 八双を取り付ける部分の袋を開いたところ

八双を取り付ける袋を開いたら、袋に八双をセットします(写真12)。
写真では載せていませんが、袋に八双をセットするときも袋に軸木をセットした時と同様に、掛軸の端から八双の左端と右端の出方が同じになるように気を付けます。

8  ←写真12 袋に八双をセットしたところ

では、八双を袋で包んでいきましょう(写真13)。

9  ←写真13 八双を袋で包んでいるところ

写真14は、八双を袋で包んだところです。

10  ←写真14 八双を袋で包んだところ

これで、八双を掛軸に取り付けることができました。

今日の記事で、掛軸はほとんど完成形の状態になりました。

次回の記事では、掛軸に掛軸を吊るすための金具と紐を取り付ける様子を紹介します。

お楽しみに

表具師 玉木楽山堂

https://www.tamakirakuzando.com/

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